睡眠障害による深刻な影響

睡眠障害と一口に言っても、その深刻さを想像できる方はなかなかいないかもしれません。実際にそうなった方でないと実感を持てないからです。日常生活でも様々な変化が現れ、身体面や精神面にかぎらず、その人の行動面にまで変化が見えてくるとても辛い状態となります。

最初に、身体面への影響を見てみると、睡眠障害による寝不足で、明らかに体力が弱ってきます。ちょっとした事を行っただけでも直ぐに疲れる現状が見られるようになります。睡眠を十分に取っていないわけですから、昼間活動するエネルギーの蓄えがなくなり、このような症状となって現れます。さらに怖いのは、睡眠障害が継続すると、自律神経やホルモンのバランスが崩れて、免疫力が低下し、それらに関連する様々な症状が現れてきます。

その深刻な例が、次に説明する睡眠障害が精神面に与える影響です。睡眠が充分に取れないと、体力の低下にかぎらず、精神的に健全な反応を示さなくなります。たとえば、通常だと何ともない状況でも、落ち着きがなくなったり、不安感が強くなって気持ちが暗くなり、ちょっとしたことにも怒りやすくなります。更に、症状が進むと、疲労を感じ無気力になり生気が失われ、うつ病や慢性疲労症候群に発展する場合もあります。

3番目の行動的な影響としては、仕事でミスがおおくなったり、仕事中の事故や、交通事故の危険率が上がります。これは、睡眠不足による判断力や注意力が低下するために、通常だと普通にできることでも失敗しやすくなり、作業時間も長くなりがちです。

これまで挙げた例は、本の一例に過ぎないかも知れません。人それぞれの持つ正確や環境によって、その影響の出方は変わりますが、覚えておかなければならないことは、睡眠障害になると、われわれ人間の中枢機能に悪影響を与えるので、その結果、多岐にわたって重大なことが発生しやすくなるということです。

したがって、自分でもしかしたら睡眠障害かも?と感じたり、周りの人から最近ミスが多いと指摘された時には、睡眠障害を疑う必要があるかも知れません。このような時は、早めに医師の診断を受けるべきでしょう。最近では睡眠外来の看板を出しているクリニックや病院が見られるようになりましたので、あまり迷わないで診察してもらうことができます。

関連コンテンツ

  • 睡眠障害による社会的な重大事故

    睡眠不足によって引き起こされた事故は、実は、これまで多くあります。それも、ちょっとした事故ではなく、とてつもない事故が何度も起きているのです。 まず、アメリカの例を挙げると、…