長時間眠らないとすまない人

短時間睡眠者とは反対に、長時間睡眠者とは、9時間以上の睡眠を必要とする人のことを言います。アインシュタインは、一日の10時間の睡眠時間だったことは良く知られています。長時間睡眠者だったのですね。

長時間睡眠は、結論からいうと、効率の悪いと言えます。睡眠時間が長いからと言って、深く眠っている時間が長いというわけではなく、ノンレム睡眠の時間は、短時間睡眠者とあまり変わらないというのが事実のようです。したがって、全体に占めるレム睡眠の割合が多く、夜中に目が覚めてしまうことも多いの一般的です。

性格的にも、短時間睡眠者に比べて好対照で、長時間睡眠者は、内気で心配性の人が多いようです。また、性別では、比較的に女性の方が多いという結果が報告されています。

長時間睡眠で、その質が悪い方の場合は、朝すっきりと目が覚めることができず、昼間になっても覚醒度が十分でなく、常に眠気が残っているような状態です。長時間睡眠は病気ではありませんが、思いっきり眠らないと元気になれないので、時間的にはロスの大きな生活習慣です。仕事などで充分な睡眠を取れない場合は、心身ともに疲れた生活を強いられます。

短時間睡眠とは異なり、長時間睡眠の医学的根拠はまだわかっておらず、まだ確認されていないのです。

ただ、一つ顕著な例として挙げられるのは、睡眠時無呼吸症候群の方の場合です。10時間も睡眠が必要とする長時間睡眠者は、睡眠時に無呼吸が発生していて、長時間寝ているようでも、睡眠中呼吸が停止することで浅い眠りとなり、脳が休まる時間が少ないのです。つまり、熟睡できないので、長時間眠るというわけです。

なぜだかわかりませんが、睡眠時無呼吸症候群の方は、本人は睡眠中に目が覚めていることに気づいていないそうです。したがって、家族や会社の同僚など、周りの人が異変に気づいたら、すぐに睡眠障害専門の病院に行くべきでしょう。

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