一日の睡眠時間は8時間と昔から良い言われます。しかし、これには何も根拠が無く、実際に、4時間で充分の人もいれば10時間必要の人もいます。睡眠時間は人によりことなるのです。要は、その人にとって熟睡でき、目覚めがスッキリしているのなら、良質の睡眠を取ったと言えるのです。一般に、6時間未満でも睡眠時間は十分という人を、短時間睡眠者といいます。
世界的に有名な人をみても、ナポレオン皇帝は3時間、発明王エジソンも短時間睡眠者で、マイクロソフトのビル・ゲイツは、数日眠ることなくプロミングを行ったそうです。
われわれの身の回りにも短時間睡眠者はいて、3時間で充分の人もいれば、驚くことに1時間程度の睡眠でも大丈夫な方がいるそうです。信じられないような極端な短時間睡眠ですね。
短時間睡眠者の睡眠の特徴は、まず、寝つきがとても早く、深い眠いということです。夜中に目が覚めることはなく、脳が休息するノンレム睡眠が閉める割合が非常に多いのです。この結果を見ると、脳を休ませる、つまり深い深い眠りが重要ということでしょうか。そうすれば、効率的で無駄のない眠り方となることを示していることになります。
もう一つの特徴は、目覚まし時計がなくてもパッと目覚めることができ、さっと覚醒度が上がって直ぐに活動でき、昼間に眠くなることもありません。
面白いことに、性格面でも特徴が見られます。仕事においても趣味においても、あらゆることに興味があり、やりたいことがたくさんあります。また、明るくて元気で才能があり、周囲の人とうまくやっていけるような人が多いようです。
このような睡眠の特徴は、遺伝的な影響や生まれ育った環境が大きな原因と考えられています。したがって、親が短時間睡眠であれば、子供もそうなる傾向が強く、若い時から短時間睡眠の人は、一生短時間睡眠をずっと続けることになるようです。
これは、人生の時間を大きく延ばす方法として捉えると、もし、3時間睡眠の人であれば、80歳で無くなったとしても、軽く100歳を突破する生き方をしたのと等価になるわけです。そう考えると凄いことですね。