睡眠薬は安全とは言っても、やはりいくつかの注意は必要です。それは睡眠薬に限ったことではなく、薬を飲むときには、他に飲んでいる薬との相性等、確認すべきことはあるのです。
たとえば、生活習慣病で有名な糖尿病や高血圧などの方は、一般的に多くの種類の薬を服用している場合が多いので、診察してもらうときには、現在服用している薬の情報を沿えて説明する必要があります。これらの病気で処方される薬の中には、一緒に服用すると、強い作用が出てしまう場合もあります。
他にも、いくつか注意しなければならない点があります。コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレートなどのカフェインが含まれている食品は注意が必要です。カフェインには覚醒作用や利尿作用があるので、睡眠薬の働きと封雑に絡んでしまうので、飲む量や時間に気をつけるようにしましょう。一番良いのは、そのような食べ物や飲み物をとらないことです。
忘れてはならないのが、睡眠薬を飲んで、お酒を飲んではいけません。これは素人でも想像できますが、それぞれの作用が、より強く現れてしまうので危険なのです。
また、妊娠している方は、決して睡眠薬を飲んではいけません。妊婦は睡眠薬に限らず薬のたぐいは一切禁止されているのが普通です。しかし、睡眠薬は、胎児に悪影響を与える可能性が高く、母親が妊娠中に睡眠薬を常用していたために、睡眠薬の中毒をもって生まれてきた赤ちゃんの報告例が少なくありません。親の最低限の責任として、絶対にその様なことにならないようにしなければなりません。